2012年5月19日土曜日

首や肩が痛い | 片山整形外科記念病院


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●背中や腰が痛い
■腰・背中が痛い
*青年期・壮年期にかけての腰痛
*中年以後の腰痛
*女性に起こりやすい腰痛
■背中が曲がる

●首や肩が痛い
■首・肩・腕の痛みとシビレ
■中年以後の首の痛み
■四十肩、五十肩の痛み

●手足の関節が痛い、
 動かない

■関節と骨端の病気
■骨と関節の外傷
■先天性の病気
■肘と手の病気
■筋肉と腱の病気
■足ゆび、足爪の痛み
■スポーツ傷害

■首・肩・腕の痛みとシビレ


解離性障害についての詩

 首の病気には、朝起きたとき、突然首を動かすことが出来ないほどに首に激痛が発生するものもありますが、多くは徐々に発生し、いつ発生したか気づかないものです。
 一般に、首の病気でみられる自覚症状は、肩こり、手のシビレ感、上腕・前腕の痛み、頚部の痛み、後頭部の痛み、肩甲部の痛み、前胸部の痛み、重い物や軽いものでも、たとえばハンドバックなどを長時間持った時の上肢ことに手指の痛みとシビレ感などであります。これらの症状は、姿勢により変化したり、持続性であったり、固定性であったり、次第に増強するもの、一進一退するものなど多様であります。
 また、首・肩・腕の痛とシビレは、首や肩関節の病気でなくとも、狭心症、血圧が高い場合も低い場合でも、それに脳腫瘍や脳出血などでも 発生することがあります。従ってこれらの症状が続く場合には、内科的な検査を受けることも大切です。


めまい、頭痛、かすかな感じ
  • 朝起きたとき、首を動かすことが出来ないほどの突然な首の激痛
  • 肩こり、手のシビレ感、上腕・前腕の痛み、頚部の痛み、後頭部の痛み、これらの症状が首を後ろに曲げることにより増強する
    • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 重い物や軽いものでも、たとえばハンドバックなどを長時間持った時の上肢ことに手指に痛みとシビレ感の出現
    • 胸郭出口症候群、頚肋
  • 上肢作業で同じ姿勢と動作を続けることによる頚・肩・腕の自発痛、肩こり、脱力感、シビレ感など

■中年以後の首の痛み


不安薬と看護

 4Kg程の重さの頭を支えている首の骨は、腰の骨と同じように運動性に富むところから老化現象を起こしやすい部位でありますが、腰の骨と首の骨の構造上の違いから、腰の病気が急激に症状を起こすのに比べ、首の病気は徐々に起こることが多いものです。そして、首の病気はそれぞれ、頚・肩・腕に放散する痛みやシビレ感・知覚鈍麻、不全麻痺など全く相似た症状を現します。
 中年以後の首の病気に起こる症状をみますと、徐々に進行する頚部の運動制限と肩こり、運動をするとゴリゴリ音がして、鈍痛を覚え、また、多くは首の前側や後側・肩に痛みを覚えて手指のシビレ感を訴えます。椎体の変形が進行して脊髄神経の走る管の中に骨棘が大きく突出したり、靭帯が骨化したりしますと脊髄の圧迫症状が発生して、頚椎� �運動制限が起こり、ときには咳きやクシャミをしたり、首を後ろに反らせると両側の上下肢の放散する痛みやシビレがおこり、また、手指の細かい動きがやり難くなったり、歩行障害もおこしたります。また、脊椎骨粗鬆症や変形性脊椎症などで背中が曲がり猫背になってしまうと、重い頭が前に倒れてしまうため、それを支えるために首の後ろの筋肉が常に緊張を続け、疲労して首の痛みや肩こりが起こります。


  • 徐々に進行する頚部の運動制限と肩こり、運動をするとゴリゴリ音がして、鈍痛を覚える
  • 首の前側や後側・肩に痛みを覚え、手指のシビレ感を訴える
    • 頚椎椎間板症、変形性頚椎症
  • 頚椎の運動制限が起こり、ときには咳きやクシャミをしたり、首を後ろに反らせると両側の上下肢の放散する痛みやシビレがおこり、また、手指の細かい動きがやり難くなったり、歩行障害もおこる
  • 早朝に肩の痛みを覚え、安眠を妨げるほどの肩の痛みを覚え、痛みは上腕から前腕の外側に放散する
  • 猫背になってしまうと、重い頭が前に倒れてしまうため、それを支えるために首の後ろの筋肉が常に緊張を続けて疲労して、首の痛みや肩こりが起こる

■四十肩、五十肩の痛み


 四十肩、五十肩というのは俗称で、医学用語では肩関節周囲炎といいます。腱などの肩関節周囲の組織が老化してくる40〜50歳代によくおこるため、このように呼ばれています。
 症状は片方の肩におこり、はじめのうちはただ肩が痛くて動かすのがつらい、夜間、痛いほうの肩を下にして寝られないことが多いのです。動かすと痛いので、動かさないで放置してしまう人が多く、こうなると肩関節はしだいに固まって、ある角度以上に肩関節を動かせなくなってしまいます。たとえば、髪をくしでとかせなくなったり、後ろでひもを結べなくなったりします。
 経過ですが、放置していると関節がどんどん固くなって、動かせる範囲が狭まってしまいます。そうならないように、リハビリテーション(腕を上げ下げする運動)� �行ないましょう。短くて半年、長くて1年くらいで、もとに戻ることが多いようです。
 症状が回復すると、後遺症は残りません。ただし、人によっては、反対側に同じような症状で再発をすることがあります。整形外科を受診してください。



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